ブレゲの万年筆

数年前にパリのヴァンドーム広場にブレゲのブティックが出店され、メーカーさんに招待され一度見学に行った事があります。ちょうどバーゼルフェア後に連れて行ってもらったのかな?
なかなか日本では見ることの出来ないレア物から、新しいコンセプトの什器。
そして地下室にはブレゲのアンティークウオッチが並べられ、さらに奥には歴代の顧客台帳が収蔵されていました。
ブレゲの顧客にはナポレオンやマリーアントワネット、チャーチル首相など早々たる方々がいらっしゃいます。
いつかはこの顧客台帳に記載されたい!と憧れを抱くものでした。
そう、憧れを、、、
そんなこんなで一通り見学が終わった頃にブティックの店員に「コノモデルイカガデスカ」などと勧められる。
どうも事前にキッチリ連絡が言ってないようで、日本からきた観光客と勘違いしている様子。
挙句、シイベルヘグナー謹製の日本語版「ブレゲ」カタログを取り出し、「ほら、日本より○○%安いですよ」などいいはじめる始末、、、一緒に行った他のお店の方も苦笑してました。
そんな中、(5,6人が押しかけた状態なので)何か買っていかなければ気まずい雰囲気になり、とはいえ、いきなり顧客台帳に載るような買い物なで出来るわけもなく、、、
と、その時、目に飛び込んできたのがこのブレゲの万年筆でした。


ボディにはブレゲの文字盤を彷彿させるギョウシェ模様。リュウズのカボションをイメージしたブルーのリング。そして、ブレゲ針を模したクリップ。
キャップを開けるとそこにはブレゲの「B」マークの彫られたペン先。
聞くところによると、製作はモンテグラッパとの事。
うーん、欲しい、、、でも、、、万年筆と水性ボールペンのセットで20万は超えるので、そんなのは変買えない。
とかなんとか言ってたら、万年筆だけや水性ボールペンだけもあるとかで。
なんなら普通の油性のボールペンも。
とはいえ、ここで買っていいのか?これでも正規販売店の店員だゾ!
しかも海外でそんな高い物を買った事がない。
と、なやんでいたら、日本での販売はしていないとの事。そして、誕生日と同じシリアルナンバーがあるとの事。
などと、色々自分に言い訳と理由をつけて購入にいたりました。
(このとき、家にカード会社から私が今どこにいるか確認が入ったそうな。)
さすがにペンでは顧客台帳には載らないらしいですが、いつかはこの台帳に記載されたいと誓った時でもありました。
その後、手紙を書くときにタマに使ったり、こんなペンは日本にそんなに無いだろうと悦に浸っています。
そんな思い出の品です。
2年後、、、
メーカーさんより、ペンの販売が日本でも開始との事。
なんてこった、、、
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