ブレゲからTypeXXIIとtoTypeXXIチタニウムモデルの発表イベントとして銀座のニコラス・G・ハイエックセンター最上階にて"Breguet in the sky" TypeXX Exhibition を開催しております。(2011年6月18日~6月26日)

天才時計師とうたわれたアブラアン-ルイ・ブレゲから5代目にあたるルイ‐シャルル・ブレゲは当時航空機産業にたずさわり、「ルイ・ブレゲ航空機製造株式会社」をも立ち上げ、様々な名機も作り上げました。

ブレゲ家と航空機産業とそして時計との関わりや、新旧さまざまなブレゲのパイロットウオッチが並んでおります。
是非興味をお持ちの方は入場無料ですのでお立ちよられてはいかがでしょうか?
このブログの後ろに歴代のTypeXXの展示品の写真を載せておりますが、まずは今年発表となったType XXI Titanium モデル(Ref.3810TI)と、昨年発表されたType XXII (Ref.3880ST 20振動 10Hz)が参考出品されていました。


また、テンプの振動数を高振動化することによる利点や、その製造技術の紹介もありました。

20振動(10Hz)化には欠かせないシリコンウエハーとそこからくり抜かれたシリコン製のガンギ車、アンクル、ひげゼンマイとそれを取り付けたテンワ(テンプ)です。
アンクルとガンギ車が肉をそぎ落とした骨組み構造になっています。
そして今回は特別に7代目エマニュエル・ブレゲ氏との食事会が用意されており、その席で様々な質問をさせて頂きました。

なかでも興味深いのが、顧客台帳の話で、おそらく日本人で最も古くに記載されている著名人は、画家の「Fujita」氏だろうとの事。(おそらく藤田嗣治氏の事だと思います。)わざわざ調べられたのかもしれませんね。
また当日に着けられていた時計はクラシックシリーズのムーンフェイズ、パワーリザーブインジケータ付モデルRef.3137(もしくは裏蓋がガラスではないRef.3130)でした。
このモデルは店頭にも置いておりますが、ブレゲの中で私が最も気に入っているモデルの一つで、大変美しい時計です。
仕事以外の時ではTypeXXの第1世代のものを着けられているとか。サービスで言われているのかもしれませんが、うらやましい限りです。
・マリンクロノメーターと航空機への据え置き型

Breguet No5060 マリン・クロノメーター 1835年販売。

Breguet No3732 フランス海軍航空隊ポケットウオッチ 裏蓋に MARINE NATIONALE AERONAUTIQUE NAVALE 0124-A の刻印。1958年販売。

Breguet No3924 航空用クロノスコープ 手巻 電気作動式接点1/50秒計 1958年販売。

Breguet No4465 ダッシュボード・クロノグラフ「タイプ31」 サイズ60mm×60mm 1958年販売。
・1st Generation 腕時計クロノグラフ 「タイプXX」第1世代

Breguet No1780 ゴールドケース 1955年完成。この腕時計のゴールドケース・モデルは3本のみ製造された。ケース径38mm。

Breguet No2499 ケースバックに伝説的な「CEV 1」の文字を刻印したこの腕時計は、フランス空軍フライトテストセンター(CEV)の創設者で所長を務めたエンジニアのルイ・ボンドに贈られた。ケース径38mm。1956年販売。

Breguet No4100 フランス海軍航空部隊のために500本製造された同モデルのシリアルNo.5。ケース径38mm。1960年納品。

Breguet No3495 アルジェの航空技術協会に販売したもの。ケース径38mm。1959年販売。
・2nd Generation 腕時計クロノグラフ 「タイプXX」第2世代

Breguet No21122 ケース径38mm。1973年販売。

Breguet No20799 ケース径40mm。1975年販売。

Breguet No21326 1975年、モロッコ王国空軍に販売。ケース径38mm。
・3rd Generation 腕時計クロノグラフ 「タイプXX」第3世代現行のアエロナバルになるので割愛しました。
・4th Generation 腕時計クロノグラフ 「タイプXX」第4世代現行のトランスアトランティックになります。
そのなかでも400限定のアラームウオッチ、アジエンダが展示されていました。

ひとつのローターでアラーム用ゼンマイをも巻き上げるユニークな機構。キャリバー579。 1999年発表。
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- 2011/06/19(日) 18:57:35|
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